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2010年12月27日 (月)

最近読んだ本 番外編。

最近は図書館で本を借りることが多いので
購入本がぐっと減り、最近読んだ本の記事も以前にまして
書く機会が減りました(笑)

今回は購入本ではなく、図書館でみつけた絵本なのですが
2010年に発行された本で
まだあまり知られてないと思うのでオススメ紹介です。

この絵本は年長さんくらいがいいかなぁ。
内容は分数です。
そして、書かれている事は分数なんですけど、
私はこの物語に深いものを感じました。

ライオンの王様の食事会に招待された動物達。
王様がデザートの四角いケーキを象に渡し、
自分の分を切って回しなさいといいます。
ぞうはそのケーキの半分を自分のものにして
隣のかばに渡します。かばもそれを更に半分にして
隣の動物に…。そして最後にアリのところにやってきますが
もうそれは半分にできる大きさではなく、きった途端粉々に。
アリは王様に謝罪して、明日、ケーキを焼いてきますといいます。
すると、周囲の動物達はアリがおべっかを使った!と憤慨し
コガネムシは「アリの2倍焼いてきます」といいます。すると他の動物達も
その倍持ってくると言いはじめ、象は256個のケーキを焼いてくると宣言してしまいます。
そして、その次の日、約束を守ってケーキを王様に届けることが出来たのは(たぶん)アリだけでした。
ラストシーンではライオンとアリがそのケーキを半分こにして食べるシーンで終わっていて、
他の動物達のケーキ作りが間に合ったかどうかは一切描かれてません。

と、ほとんど絵本の内容書いちゃいましたが
この物語で面白いのは

ライオンの王様はケーキがどんどん小さくなっていく様もみてました。
アリのせいではないのに謝るアリ。そして、次に見栄と虚勢で
持ってこられるはずのないケーキを焼くと宣言していく動物達。
そして次の日、ケーキを持ってきたのはアリだけ。
それらの出来事に対して「何も」いわないのです。
動物達を諭すでもなく、アリを褒めたり褒美を与えるわけでもない。
ただ、その事実を受容するのです。


★★★★★ 久しぶりの★5つです!

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