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2007年6月16日 (土)

お水!お水!お水ーーーー!

前回の24…(違いますね)
えーと、前回の続きですが子は無事手術も成功し一安心…になるはずだったのですが
事件は手術後のこの言葉から始まりました。

「子、何かのみたぁい」

麻酔から目が醒めても胃は動いていないので3時間は飲食禁止ですYO。
なんて…大人でないのに通じる訳もない。

最初は「まだ飲めないんだよ」なんてかわしてましたが
だんだん「飲みたい」という頻度が多くなる…。
いかに子の気をそらすかで旦那と交互にちやほやしながら
遊んで相手をする。点滴もしているし
術後すぐなのでプレイルーム(小児病棟にある)も禁止だったので
もっぱら絵本読んだり話しかけでごまかしたり。
でも、いくらがんばってもこっちがちょっとでも息をつくと子は「お水のみたい」と言う。
そりゃそうだよなぁ、きっと大人でも飲みたいよなぁ。
子もまだといわれ続けだんだん不機嫌になってきて…
長くこのブログを読んでくれている人には想像もついてきたでしょうが
そうです。
恒例のパニック症状が始まりました。

「お水!お水!おみずうううううううううううううううううううううう!」
ぎゃひーーーーーーーーーーー!
のたうちまわる子。
「まだ飲めないんだよ、後ちょっと。時計がぐるって回ったら看護婦さんが持ってきてくれるよ。
今お水を用意してるからね。それまで待ってね(汗)」
この時点で水解禁まで残り1時間でした。長い…長すぎる
ぼろぼろと涙を流し「お水のみたい。ちょっとだけ。ちょっとだけ。」を繰り返す子。
水が飲みたいのに涙まで出したら余計に喉が渇くだろうに。

1時間の間に子が言った切実な台詞集
*「ちょっとだけ。お約束」
*他のベッドの子の様子を見に病室に入ってくる看護婦さんを見て顔が輝くものの子に近寄る事無く
病室を出て行くと明らかに落胆した顔になる
*廊下を通過する看護婦を見て「看護婦さん、お水持ってきてくれなかった」
*「もうがんばれない」
*「看護婦さん、今お水用意してる?ちょっと見に行ってみる…」とベッドから無理やり降りようとする。

上記の発言と「あと少しがんばって」というやり取りを何度も繰り返した末
長い長い1時間が終わりようやく水解禁!
「子!お水のめるよ!!!」
子もその一言にそわそわわくわく。
看護婦を呼んで「もうお水飲んでいいんですよね!?」と聞くと
聴診器でおなかをぽんぽん。
「あー。まだ完全に動いてませんね。後40分位待ってください」

うぇええええええええ!?(大衝撃)

旦那も私も子になんと声を掛けていいやらすごく気まずい空気が流れる
事態をわからない子は「お水は?」と聞いてくる。
おそるおそる私が
「あー…えーとねぇ…、まだ飲んじゃ駄目なんだって…」

はい!子のスイッチ入った!
ぎゃひーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
お水お水おみずーーーーーーーーーーーーーー!
お水飲むお水飲む、飲んでいいってゆったーーーーーーーーーーーーー!

あぁあああああ
私は(参ったなぁ…)だったのですが、旦那は子へのいらつきが時間が
経つにつれ怒りの矛先が狂ってきて残り15分くらいになったとき
「子、大きい声で『お水飲みたい~』って叫べ!」と無茶を言い出した。
要は看護士に聞こえよがしに訴えろって事ね。
私は止めてくれ!と思ったが極限状態の子から予想外の台詞が飛び出しました

「駄目だよ、大きい声だしたら(他の)赤ちゃん起きちゃうでしょう!?(号泣)」
極限状態で他の赤ちゃんが起きることを気遣うとはお見事。
でも、今まで泣き叫んでた2時間の間も十分激しくうるさかったと思うんですけど…。

そして今度こそ本当の本当に水解禁。
看護婦さんが持ってきたコップを奪い取り一気飲みする子。
それはポカリスエットだったのですが
「病院のお水は甘くておいしいねぇ」と恍惚とした顔つきでため息ついてました。
子はポカリスエットの類は嫌いでほとんど飲まないのですが
おかわりまでしてました。
きっと子にとって3年間生きてきて一番おいしい飲み物だったんじゃないかと思います。

ポカリをコップに一杯飲むと子はスイッチが切れたように眠りにつきました。
今回の入院で一番大変だった水事件がようやく終了です。

話が飛びますが、子はおかげさまで木曜日に退院できました。
手術跡が痛むようで時折火がついたように泣きますがそれ以外は全然元気です。
次の記事では病院であったこぼれ話を。

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